
■銅は鉄が認知症のリスクになる!?
あまり、日本で話題になってはいませんが、欧米では銅や鉄はアルツハイマー型認知症のリスク要因として注目されてるのが銅や鉄です。
■銅や鉄がアミロイドβから検出?
”アミロイドβが沈着し老人斑(しみ、プラーク)ができるが、このしみの中から発見されるのが、銅、鉄などの金属です。これらの金属は体に必要な金属ですが、ほんの少しで良く、過剰な量が体内に入ると活性酸素を発生させ、老化の原因になります。”
出所:Power Food For The Brain, Neal D. Barnard MD
直観的にも、10円玉の銅や鉄棒の鉄は錆びやすく、つまり酸化しやすいので、体内でも同様に不安定であることが想像できます。
■銅や鉄の血中濃度が高いと認知機能の影響
”カリフォルニア大学で行われた1451人を対象にした研究では、血中の銅のレベルが低い層のほうが認知機能が明晰であり、短期記憶および長期記憶の問題が少なかったという結果がでました。鉄に関しても同様でした。”
出所:Power Food For The Brain, Neal D. Barnard MD
”Chicago Health and Aging Projectでは、銅の摂取量による認知機能の低下への影響を調査し、銅摂取量1.05mg/日の層は認知機能の低下がほとんどなかったのに対し、銅摂取量2.75mg/日の層は6%以上の認知機能の低下がありました。”
出所:Power Food For The Brain, Neal D. Barnard MD
10円玉が4500mg(銅95%)ですので、ほんの少しの差が認知機能に影響するようです。
■どこから銅や鉄は体に入るの?
色々なルートがあります。
鉄の鍋、銅のフライパンなど調理器具の素材として使われています。
鉄瓶などは鉄分の摂取に良いということで価値があるのですが、認知症予防的には避けたほうが良いと言えます。
銅は熱伝導率が良いので卵焼きやたこ焼きなどにも使われているのを見たことがあります。
少なくとも自分で使う調理器具は素材をチェックしましょう。
サプリメントでいつのまにか過剰摂取というパターンも気を付けましょう。
銅や鉄そのもののサプリもありますし、マルチビタミン、マルチミネラルのような総合的なものの中にも銅や鉄が含まれていることがあります。
最後に食事からの摂取ですが、
肉や魚には多くの鉄や銅が含まれるものがあるので、選別する目が必要です。
野菜にも鉄や銅は含まれますが、例えばほうれん草の鉄分は、過剰摂取した場合に吸収されない性質があり、摂りすぎの心配はありません。
■1日の摂取の摂取量は?
米国の例を示します。
銅の摂取目安は、0.9mg/日です。
鉄の摂取目安は、50歳以上の男女の場合に8mg/日です。
※19歳から50歳までの女性は18mg/日です。
日本人は体が小さいので、さらに少なくて良いでしょう。
ちなみに、日本の統計(栄養素摂取量)では、
銅の摂取量が、1.27mg/日(50歳から59歳)
鉄の摂取量が、8.7mg/日(50歳から59歳)
となっており、体の小さい日本人が米国の目安を超えているという状況になっています。
なおさら、過剰摂取には気を付けたいですね。
■銅と鉄の多い食品は?
銅は、肉類ではレバーに特に多く、魚介類では、ホタルイカ・サクラエビなど多く含まれます。
鉄は、肉類ではレバーに特に多く、魚介類ではアユ・アサリ・イワシなどに多く含まれます。
★★★かんたんポイント!
銅や鉄の過剰摂取に気を付けて、認知症のリスクを軽減しましょう。
認知症予防は40代、50代から。
いつもスッキリと行きましょう!
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