■若年性認知症とは?
2014年に公開されたアメリカ映画「アリスのままで」をご存知でしょうか?
主演のジュリアンムーア扮する50歳の大学教授アリスが、若年アルツハイマー病にかかり、家族に見守られながらも苦悩する姿を描いた物語です。
ちなみにジュリアンムーアはこの演技でアカデミー賞主演女優賞を獲得しました。
認知症というとシニア特有の病気というイメージが強いですが、40代でも50代でも認知症になるのです。
64歳以下で発症した認知症が若年性認知症です。
アリスが大学を去ることになりますが、突然バリバリ働いていた現役世代が認知症になるため、本人の戸惑いも大きく、周りの家族への影響も深刻になります。
映画の中でも、ロサンゼルスで舞台俳優をしていた末娘が、介護のために東海岸に転居せざるをえなくなるシーンがあり、本人だけではなく家族もキャリアの変更を強いられました。
日本では若年認知症を受け入れる介護施設が不足している問題もあり、家族の負担が重くなります。
■若年認知症の患者数は?
患者数は最低でも4万人、診断が難しいために実は10万人以上いるとも言われています。
男性に多い特徴があります。
意外と多いですね。
■どんな症状?
老年期に発症する認知症は、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症という順番です。
若年認知症では、脳血管性認知症がトップでアルツハイマー型認知症が続きます。この他に、アルコール性認知症、頭部外傷後認知症なども若年性の特徴です。
症状としては、各タイプの認知症と変わりはありません。
あくまでも、発症年齢が64歳以下であるかどうかで区別されるのです。
平均発症年齢は51歳、老年性と比較して進行が速いのが特徴です。
物忘れが始まりである場合が多いですが、うつ病や更年期障害と誤解されて、認知症と診断されない場合が多いと言われます。
気になる症状の場合には、勝手に自己診断せずに、物忘れ外来を受診したり、脳ドックを受けるなど早期発見を心がけることが大事です。
■予防に効果のある食材・サプリメントは?
各認知症のタイプと同様に生活習慣病の側面が強いです。
食生活や運動などによりリスクを低下させることができます。
ちなみに映画のアリスは、家族性のアルツハイマー病でしたが、家族性の認知症(遺伝子の変異が原因)は非常にまれで、若年性アルツハイマー病の約10%が家族性とされます。
認知症予防は40代、50代から。
いつもスッキリと行きましょう!
ふーむという方、ここをぽちっとお願いします。ワン!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
認知症ランキング
この記事へのコメントはありません。