鶏肉は別格?
地中海食は認知症予防のための食事の基本となっています。
その考え方を端的に表したのが地中海食ピラミッドです。
ピラミッドは9段階に分かれており、頂点の「赤身の肉」は月に数回にすべきであり、ボトムのパンやパスタを含めた全粒穀物は毎日とるべきであるということを示します。
今日注目したいのは、肉は2種類あるということ。
「赤身の肉」つまり牛肉や豚肉や羊肉は月に数回であるのに対して、「鶏肉」は「魚」と同じ位置づけであり、週に数回食べるものと位置付けられています。
また、地中海食よりも認知症予防効果の高かった原始人食でも鶏肉を含めた肉はたくさんとることが推奨されていました。
鶏肉の中でも、胸肉に注目です。
鶏の胸肉と認知症予防?
”鶏肉に多く含まれる成分であるイミダゾールジペプチドについて中高齢者を対象に、長期摂取のヒト試験を行ったところ、脳MRI画像検査と心理機能検査の結果に有意な差が認められ、イミダゾールジペプチド摂取による脳老化の改善効果があることが判明した。 ”
出所:東京大学、九州大学、国立精神・神経医療研究センター、 日本ハム中央研究所
渡り鳥が何千キロも休まずに飛び続けたり、マグロが高速で泳ぎ続けられるのもこのイミダゾールジペプチドの抗疲労作用が寄与しています。
鶏の胸肉には特にイミダゾールジペプチドが多く含まれます。
疲労回復作用に関しては折り紙付きです。
さらに、最近になって脳老化防止、認知症予防の効果も期待されているのです。
イミダゾールジペプチド多く含まれる食品は?
食品100g中のイミダゾールジペプチドの含有量です。
・鶏胸肉 1223mg
・豚ロース 928mg
・豚もも肉 833mg
・カツオ 811mg
・マグロ 767mg
・鶏もも肉 467mg
・牛もも肉 265mg
鶏胸肉の含有量がかなり高いですね。
マグロやカツオなどの回遊魚も健闘しています。
適した調理法は?
本日は胸肉の基本メニューをご紹介します。
胸肉特有のパサつきを抑えるために、熱しすぎに留意した作り方です。
<しっとり茹で胸>
材料(2人前)
・胸肉(脂身は取り除く)・・1枚
・塩・・・小2分の1
・日本酒・・・大1
・しょうが・・・薄切り4枚
・水・・・500CC
作り方
1)材料すべてを鍋に入れて沸騰させ、すぐに火を止めて常温になるまで放置する。
以上です。
簡単ですね。
ポイント
ネギやセロリ、玉ねぎなどの香味野菜を加えるとさらに風味が増し臭みが消えます。
片栗粉をまぶすやり方もあるようです。
そのまま食べても良し、サラダに、バンバンジーに、サンドイッチの具材にと、万能選手です。
筆者はタッパーに入れて、一週間くらいは持たせます。
サプリもあり?
鶏の胸肉は淡泊だから嫌い!という方もいそうですね。
イミダゾールジペプチドのサプリメントが各社からでています。
★★★かんたんまとめ!
鶏の胸肉は常備しましょう。
認知症予防は40代、50代から。
いつもスッキリと行きましょう!
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