脳は脂質でできている!?
ヒトの脳の60%は脂質、その25%以上がリン脂質だそうです。
リン脂質は、神経伝達物質のもとになる物質で、細胞膜を正常に保つ役割もあります。
脳には油が大事なのですが、それは潤滑油としてではなく、神経伝達物質になったり細胞膜になったりと大活躍しているからなんですね。
レシチンとは?
レシチンは、元々はリン脂質 の一種類であるホスファチジルコリンの名称でしたが、今ではリン脂質の総称となっています。
一般には卵黄コリン、卵黄レシチンと呼ばれることもあります。
大豆由来のレシチンは大豆レシチンです。
リン脂質は認知症を予防する?
”レシチンは神経伝達物質であるアセチルコリンの前駆体である。このためアセチルコリンの減少が関与するアルツハイマー型認知症に対して効果が期待されている。”
出所:「健康食品・サプリメントの事典」鈴木洋著
”脳血栓や脳梗塞、脳動脈硬化から起きる脳血管性認知症の場合、前段階としてコリンなどの不足や欠乏によって血液が固まりやすくなったりすることが挙げられています。コリンは体内でほとんど合成できないため、食べ物から摂らなければなりません。”
出所:日本医療栄養センター 井上正子氏
アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の両方の予防効果が期待されているのですね。
リン脂質が多く含まれる食材は?
食材のリン脂質含有量(100g当たりの重量、g)
・鶏卵 3.5
・大豆 2.0
・数の子2.0
・菜種 1.5
・牛肉 0.7
鶏卵(特に卵黄)、大豆および大豆製品、魚卵(数の子やいくらなど)が豊富です。
魚卵はDHAやEPAも豊富ですので、脳のためには一石二鳥です。
さらに、卵黄や魚卵のリン脂質は、大豆に比べて脳関門を通過しやすい性質があり、効率よく摂取できます。
調理法は?摂取の目安は?
”卵黄レシチンは加熱に弱いからなるべく生に近い状態で食べる方がいい”
出所:京都女子大学家政学部食物栄養学科 八田一氏博士
卵で言えば、コレステロールも多く含むため、1日1個が目安でしょう。
卵かけごはんや月見そばなど、卵は生でいただきましょう。
食材から?サプリで?
ホスファチジルコリンやコリン、レシチン、大豆レシチンなどの名称で複数のサプリメントが販売されています。
★★かんたんまとめ!
卵黄、魚卵を意識して摂りましょう
認知症予防は40代、50代から。
いつもスッキリと行きましょう!
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