
■ビタミンEは抗酸化ビタミン
ビタミンEは抗酸化作用で知られています。
脳は大量の酸素を消費しますので、活性酸素も発生してしまいます。
この活性酸素が細胞膜や血管を攻撃するのが老化や認知症につながります。
抗酸化物質であるビタミンEはこの活性酸素の攻撃を防御するのです。
”ビタミンE製剤をアルツハイマー型認知症の方に投与した臨床実験では、芳しい効果が得られませんでしたが、食事の中のビタミンEが多いと、アルツハイマー型認知症の予防効果があるという報告もあります”
出所:「読めば納得!認知症予防」群馬大学大学院教授・医師、山口晴保著
ビタミンEは食事で摂るのがポイントです。
認知症の予防としてビタミンEは三ツ星(最大五つ星)、アルツハイマー病の効き目としても三ツ星(最大五つ星)です。三ツ星は「効くと断言できませんが、効果の可能性が科学的に示されています。」
出所:サプリメント・健康食品の効き目事典
やはり、決定的なエビデンスはないようですが、効果を示す報告もたくさんあるようです。
■どんな食品に含まれているの?
ビタミンEは小麦はいがやナッツ類、植物油に多く含まれます。
以下は成分量(100gあたりmg)多い一般的な食材です。
・大豆油 114.1
・とうもろこし油 91.1
・えごま油 66.2
・小麦はいが 39.1
・アーモンド/いり、無塩 29.8
植物油にはたくさん入っていますが、リノール酸中心の植物油は注意です。
えごま油は認知症予防に良いαリノレン酸も豊富なので、W効果です。
小麦はいがは、お菓子の材料としても売っていますが、全粒粉のパンを選べば自然と摂ることができます。
筆者としては赤ワインとともにアーモンドというのが簡単でオススメです。
■摂取の目安は?
ビタミンEは脂溶性で、体内に蓄積される性質があります。
”1日に267mg以上を長期間摂取していると、かえって健康を害し、死亡率を高めてしまうと報告されています。”
出所:「まだ間に合う!今すぐ始める認知症予防」浅田隆教授
■コラボで効果アップ!?
ビタミンEはビタミンCと併用することで、アルツハイマー病の発症予防につながるという報告がありますが、それを否定する報告もあるようです。
ビタミンEは、摂り過ぎはNG、サプリでの摂取が効果薄、ビタミンCとの併用も賛否両論と難しいビタミンですね。
素直にアーモンド食べて、えごま油をサラダに・・といった普通の食べ方がいいのでしょう。
★★★かんたんポイント!
ビタミンEは食事から。(筆者はアーモンドとえごま油で。)
認知症予防は40代、50代から。
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