■サプリの管理、できてますか?
これまで認知症予防に効果が期待されるサプリメントを10種類以上試し、紹介してきました。
毎日全てを飲むのは物理的にしんどいですね。
心配なのは、過剰摂取や飲み合わせです。
さらに、効果的なタイミングで飲めているのか?
あくまでも食品(薬品ではない)だから、いつ飲んだっていくら飲んだって大丈夫!という意見もありますが、サプリメントに効果があるのだから副作用だってある、と思うのです。
副作用があるということは、飲み方も気をつける必要があるということです。
筆者的には、遅延型食物アレルギーがでないかが気になります。
1~2日後に不定愁訴(ふていしゅうそ、胃痛、むかむか、頭痛、便秘など)が現れるため、体に合わないことがわかりにくいのです。
■いつ飲むの?
注意書きに「いつ飲むか」が書いてあるかといえば、日本の法規制下では「1日の目安量」しか書いてありません。
”朝食後1錠”などの指定があるのは医薬品です。
「サプリメントの正体」(田村忠司先生著)などを参考にして、認知症予防サプリに関係ありそうなポイントを挙げてみます。
1)脂溶性は食後すぐ、食中でも良い。
油とともに摂取すると吸収が良いということですね。
1日1回で良いでしょう。
認知症予防サプリでは、ビタミンA(βカロテン)、DHA・EPA、コエンザイムQ10などが該当します。
2)水溶性は毎食後が良い。
こまめに摂らないと、余分な成分は尿などに排出されてしまいます。
認知症予防サプリでは、ビタミンCやビタミンB群などが該当します。
ビタミンEは脂溶性ですが、排出が比較的速いのと、ビタミンCと一緒に摂る効果的なので、こちらのタイプととらえて良いでしょう。
さらに、注意が必要なサプリとしては、
3)カルシウム・マグネシウムはアルカリ性なので、食後すぐに摂ると胃酸を中和してしまい、消化不良を起きやすくしてしまいます。
筆者は寝る前にカルシウム&マグネシウムを補給します。
もう一つ
4)αリポ酸は、他の成分との反応性が高いので、空腹時に飲んだほうが良いそうです。
αリポ酸は、抗酸化作用があり、アミロイドβを抑制し、神経伝達物質アセチルコリンを増やすなど認知症の予防効果が期待されています。
筆者として付け加えるなら、
5)認知症予防のサプリは覚醒作用があるものがありますから、できるだけ朝に飲んだほうが睡眠を妨げないで良いです。
フォスファチジルセリンなどは、筆者は夢がリアルになるので夜の摂取は避けます。
■一週間のローテーションはどうするの?
毎日全てを飲む必要はないと考えたほうがよさそうです。
”健康食品は医薬品と違って副作用の徹底的な検証はされていないので、1種類に限定せず、毎日違うサプリを服用することでリスクを最小限に抑え、効果のみを期待するのが賢明です。”
出所:「認知症が嫌なら油を変えよう」山嶋哲盛博士著
安全性を第一に考える必要がありそうです。
”特に持病がなく、漠然と「ボケるのはご免だ」という方は、私も愛用している次の3種類(アスタキサンチン、ビタミンCとE、セサミン)を火曜日から日曜日まで交互に飲んで、月曜日には何も飲まないという方法をお勧めします。”
出所:同上
休肝日はサプリにも当てはまるのですね。
日替わりではないけれど、3日間同じサプリを飲んで、1日お休みするのがお勧めという専門家の話を聞いたことがあります。
「飲み続ける期間」や「インターバル」には、色々な意見がありますが、あまり真面目に毎日飲まなくてもよさそうですね。
■量はどのくらい飲んだらいいの?
これも意見が分かれると思います。
サプリの裏面の「お召し上がり方」には「1日2カプセルを目安にお召し上がりください」などと表示されています。
厚生労働省などが示す1日に必要な摂取量に基づいて決められているので、それに従うのも一つの見識です。
一方で
”毎日の服用量は、メーカーお勧めの半量で十分です”
出所:「認知症が嫌なら油を変えよう」山嶋哲盛博士著
といった専門家の意見もあります。
筆者も少な目に飲んでいます。
種類が多いですし、食べ物でも摂取している可能性もあるからです。
★★★かんたんポイント!
水溶性はチョコチョコ、脂溶性は1日1回、安全のために1週間の中で休み休み飲みましょう。
認知症予防は40代、50代から。
いつもスッキリと行きましょう!
ふーむという方、ここをぽちっとお願いします。ワン!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
認知症ランキング
この記事へのコメントはありません。